新型コロナウイルス対策として、在宅勤務を取り入れる企業が増えています。
急速に広まった勤務形態のため、細かいマナーや礼儀作法がよく分からないという方も多いでしょう。
ここでは、Teams(チームス)などを使ったテレワークでの人付き合い、マナーなどの作法について詳しく紹介していきます。
これを守れば職場の人間関係も円滑に!
Contents
在宅勤務のマナーまとめ
在宅勤務の始業のあいさつは?
テレワークの場合、始業時間になったら各自で業務を開始することになります。
実際問題そうなのですが、時間ぴったりに業務開始するか監視している企業は少ないです。
たいていの場合、上司にメールかチャットで業務開始連絡をします。
内容はシンプルで、メールに「業務開始します」と書けば十分でしょう。
このとき、ほかのメンバーへのあいさつは不要のケースが多いです。
Teamsなどでグループチャットが設定されている場合でも。毎朝「おはようございます」と書き込むのはお互いにとって面倒でしょう。
在宅勤務の終業時のあいさつは?
オフィスに出社している場合、帰る時には「お疲れさまでした。お先に失礼します」とあいさつするのがマナーです。
在宅勤務の場合、始業時と同じく上司にメールかチャットで就業連絡を送信します。
始業時と異なるのは、チームのメンバーにも「お疲れ様です」と声をかけたほうがいい場合もある点です。
毎日定時で全員の仕事が終われば問題ないのですが、残業しているメンバ―がいる場合、勝手に終業すると印象が悪くなります。
自分の業務が終わったら、チームのメンバーに「お先に失礼します」とあいさつする。
ただし上司への連絡ほどの重要性はないため、Teamsのグループチャットで送るくらいのカジュアルなもので十分です。
在宅勤務で仕事を休む場合は?
病気や私用で仕事を休む場合、通常なら上司、周りの同僚などに事前連絡しておくのがマナーです。
在宅勤務の場合も、予定が分かり次第事前連絡しておくようにしましょう。
理想的な手順としては、以下のようになります。
- 上司に休みたい旨を申し出て許可をもらう。
- チームメンバー全員にメールで休む日を知らせておく。
- 休む前日にグループチャットで連絡すると丁寧。
基本的には、休むことが分かった時点で、上司とチームのメンバーにメールで連絡することが必要です。
余裕があれば、前日にグループチャットで「明日はお休みをいただきます」とひとこと送っておくと丁寧でしょう。
休んだ翌日のあいさつは必要?
仕事を休んだ翌日は、ちょっと気まずさを感じるという方は多いのではないでしょうか?
自分の有給休暇を使って休むのは権利のはずですが、一般的には「すみません」と言ってあいさつするのが広まっています。
在宅勤務の場合でも、基本的な考え方は同じです。
グループチャットで「お休みをいただきありがとうございました」と送る。
予定通りに休みを取って勤務する場合、とくに個別でメールを送らなくても大丈夫です。
急な病欠などで多少なりとも迷惑をかけたのであれば、「ご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした」と一言添えると印象がアップします。
昼休みを取る時は連絡する?
昼休みを取る前に、「いまからお昼休みをいただきます」と連絡するという職場もあります。
チームで業務を進めている場合など、席を外すと影響が出る場合には連絡が必要です。
ただし個人プレーの多い業務であれば、特に連絡は必要ありません。
Teamsのグループチャットのビジネスマナーは?
リモートワークや在宅勤務で急速に普及しているTeamsは、ファイルや会話のやり取りが一括管理できる便利なツールです。
しかし気軽だからこそ、上司とのやり取りに迷ってしまうというケースもよく聞かれます。
ここでは、Teamsでよくある疑問を解決していきます。
宛名、あいさつは必要?
メールの場合、「●●様 いつもお世話になっております。~」といった定型文から書き始めるのがマナーです。
しかしTeamsはLINEのように吹き出し形式の短いレスポンスが可能になっており、よりカジュアルな雰囲気となっています。
そのため特に形式ばったあいさつは不要で、いきなり本題に入っても問題ありません。
一般的には、「お疲れ様です。」から会話を始めるのがよいでしょう。
宛名、あいさつは無しで「お疲れ様です。」だけでOK!
「いいね」の絵文字は使ってもいい?

Teamsでは、相手の送ったメッセージに対して絵文字でリアクションを取ることができます。
SNSでの「いいね」ボタンのようなイメージで、手軽にこちらの意思を伝えられます。
こちらのボタンを使っていいかどうかは、チームの雰囲気によるでしょう。
基本的には部下の立場から上司宛に絵文字を送るのは失礼なので、最初は様子を見るのが無難です。
チームの全員が「いいね」で反応している様子であれば、周りに合わせて使いましょう。
メッセージの誤送信を防ぐには
Teamsのメッセージは、Enterキーを押すと送信されてしまいます。
改行するには「Shift + Enter」とする必要があるのですが、ついつい癖で忘れがちですよね。
誤送信を防ぐには、メモ帳に下書きしてからTeamsにコピペするのが確実でおすすめです。
メモ帳はどのパソコンにも最初から入っているアプリで、スタート画面の検索欄で「メモ帳」と検索すれば出てきます。

手順としては以下のようになります。
- メモ帳アプリで下書きする。
- メモ帳の文章を「ctrl + C」でコピーする。
- Teamsに「ctrl + V」でペーストする。
右クリックでのコピー&ペーストでもOKですが、コントロールキー(ctrl)を使うと時短になります。
在宅勤務でも人間関係を円滑に
世の中に在宅勤務が定着しつつあり、今後もこの流れは変わらないでしょう。
同じ会社でも、パソコンの画面を通してしか会ったことがないというケースも珍しくなくなってきました。
対面ではないからこそ、付かず離れずの心地よい距離感を保てるようにしたいものですね。
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