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2020派遣法改正で時給が「1026円」に下がる?リクルートスタッフィング労使協定を解説

2020年に派遣法が改正!交通費やボーナスが支給に

2020年4月より、派遣社員の給与制度が大きく変わります。

主な変更点は以下の3点です。

  • 交通費支給(月額3万円まで)
  • ボーナス(賞与)、退職金支給
  • 職務給に変更

交通費、ボーナス、退職金については、以下の記事にまとめました。

派遣にも交通費&ボーナス!2020年同一労働同一賃金とは?年間4万円もらえる! 【2020派遣同一労働同一賃金】派遣社員の交通費支給を詳しく解説! 【2020派遣同一労働同一賃金】派遣の退職金はいくら?年間約10万円もらえる?

諸手当が増えるので一見よさそうな改正ですが、職務給というのが引っかかります。

そこでこの記事では、「職務給に変更」という点についてまとめました。

結論から言うと、一般事務員の最低時給が1026円設定となります。

首都圏では時給1500円以上の仕事も多いので、大幅に下がってしまうのではないか?と心配になってしまいますね。

時給が下がっては待遇改善になりません!派遣社員にとって有益な法改正だといいけど…

派遣法改正後のリクルートスタッフィング時給はどうなる?

「RS基準賃金」に基づく時給に

私が契約している派遣会社のリクルートスタッフィングでは、以下のような説明がされています。

協定対象派遣スタッフ(次項で定義するキャリアウィンクの社員を除く)の賃金は時給制とし、その構成は職務給、賞与、退職金、時間外勤務手当、休日勤務手当、深夜勤務手当及び通勤手当等とする。このうち、職務給、賞与、退職金を合計して、「RS基準賃金」という。

リクルートスタッフィングHPより引用

つまり職務給、賞与(ボーナス)、退職金を合計したものが「RS基準賃金」となるようです。

そこに場合に応じて「契約調整手当」が加わり、すべてを合算して時給となります。

時給の内訳
時給=職務給+賞与+退職金+契約調整手当
ちなみに賞与、退職金は職務給に応じて決まります。
賞与と退職金の割合
賞与:職務給×2%
退職金:(職務給と賞与等の合計額)×(都道府県別地域指数)×6%
詳しくは以下のページにまとめました。

職務給はどうやって決まる?

厚生労働省の基準に基づいて基準金額が決定

時給は職務給がベースで決まることが分かりました。

労使協定には、厚生労働省の基準で職務給が決まると記載されています。

【職務内容・難易度に基づく職務給になります】
賃金は、職務内容(職務の中核的な業務)・難易度に基づく職務給になります。
職務給の水準は職務内容・難易度ごとに、一般労働者の賃金水準として国が示していますので、派遣スタッフの皆様の職務給も、国の水準に従って決定することになります。

リクルートスタッフィングHPより引用

第3条(賃金の決定方法)

協定対象派遣スタッフの職務給及び賞与の比較対象となる「同種の業務に従事する一般の労働者の平均的な賃金の額」は、次の各号に掲げる条件を満たした 別表1 記載のものとする。

  • (1)比較対象となる同種の業務に従事する一般の労働者の職種は、「令和元年7月8日職発第0708第2号「令和2年度の「労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律第30条の4第1項第2号イに定める「同種の業務に従事する一般の労働者の平均的な賃金の額」」等について」(以下「通達」という)に定める「職業安定業務統計の求人賃金を基準値とした一般基本給・賞与等の額(時給換算)」(中分類)のうち 別表1 記載の各業務。
  • (2)通勤手当については、職務給及び賞与とは分離し、第8条のとおりとする。

「労働者派遣法第30条の4第1項に基づく派遣スタッフの待遇に関する労使協定」より引用

厚生労働省が定めた「平均的な賃金額」が下表「別表1」です。ここでは一部を抜粋しています。

「別表1」引用:
https://www.r-staffing.co.jp/

「デザイナー」「薬剤師」など、職務内容に応じて定められています。

具体的な職務給の金額

国が定めた一般事務員の基準金額

厚生労働省が定めた職務給は業務によって金額が異なりますが、ここでは派遣で最も多いと思われる「一般事務員」について見ていきます。

  0(年) 0.5 1 2 3 5 10 20
一般事務員 1026(円) 1108 1190 1302 1353 1424 1678 2093

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年数が多くなるほど時給も上がる仕組み。

この金額が職務給のベースとなるようです。

最低金額は、0年の「1026円」ですね。

リクルートスタッフィングの一般事務員の時給は「1026円以上」

それでは実際に支払われる時給について確認します。以下、リクルートスタッフィングで定められている内容です。

協定対象派遣スタッフ(キャリアウィンク社員を除く)の職務給及び賞与は、次の各号に掲げる条件を満たした 別表2 の金額とする。

  • (1)別表1 の同種の業務に従事する一般の労働者の平均的な賃金の額と同等額以上であること
  • (2)別表2 の各等級の職務(「その他の職務」を含む)と 別表1 の同種の業務に従事する一般の労働者の平均的な賃金の額との対応関係は次のとおりとすること
    • Aランク:2年
    • Bランク:1年
    • Cランク:0.5年
    • Dランク:0年

「労働者派遣法第30条の4第1項に基づく派遣スタッフの待遇に関する労使協定」より引用

別表2の「一般事務員」について見ると、以下のようになります。

職務内容 年数 等級 職務給 賞与 合計
専門的ビジネススキル 2年 A 1276~ 26~ 1302~
高度なスキル 1年 B 1166~ 24~ 1190~
専門的な智識 0.5年 C 1086~ 22~ 1108~
基礎的なスキル 0年 D 1005~ 21~ 1026~

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合計額が、さきほど紹介した「一般事務員の基準金額」の値と一致します。
つまりこちらが時給の最低金額となるようです。

リクルートスタッフィング

時給の最低金額は1026円

派遣法改正ではボーナス、交通費の支給など嬉しい側面が大きく、非正規雇用の待遇改善が期待されます。

リクルートスタッフィングでは、最低金額が1026円以上と定められることが分かりました。

あくまでも最低金額なので、急に時給が1026円に下がるというわけではありません。

今後も派遣社員が働きやすい制度の改善に期待したいですね。

2020年4月からの実際の給与詳細はこちらです。

派遣社員の給与公開!同一労働同一賃金でどう変わる?給料上乗せと据え置きの違いも

リクルートスタッフィングの詳細を見る

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