派遣会社のコロナウイルス対策は?
新型コロナウイルスの影響で、働き方にも影響が出てきています。
ここでは大手派遣会社の対応をまとめました。
・感染の疑いがない段階では、基本的に出勤するスタンス。
・学校の臨時休業への補助金を支給予定。
・コロナウイルスによる自宅待機の場合、補填を行う場合もあり。
・リモートワーク、時差出勤の実施は派遣先の指示に従う。
派遣各社の対策まとめ
リクルートスタッフィング
リクルートスタッフィングの対応は以下の通りです。
学校の臨時休校による保護者休暇のため助成金を検討
学校が一斉休校となったことにより、仕事を休まなければいけない子育て世代のスタッフも多いです。
政府から「新型コロナウイルス感染症に係る小学校等の臨時休業等に伴う保護者の休暇取得支援(新たな助成金制度)」が発表されましたが、条件に該当すれば助成金が支払われる予定です。
支給額は有給休暇1日分全額となっており、子育て世代には助かります。
詳しくは下記記事にまとめました。

コロナ感染について
以下に該当する場合、営業担当まで連絡することが求められています。
- ご自身またはご家族等の同居者が保健所で検査を受けることになった
- 検査結果が「陽性」だった(感染したと診断された)
- 保健所などから「濃厚接触者」に指定された
海外渡航について
- 国・地域問わず、海外へのすべての業務上の渡航は控える。
- 中国全土(香港含む)に加え韓国 大邱広域市および慶尚北道清道郡から帰国した場合は営業担当に連絡。
- 帰国より14日間は出社を控える。
テンプスタッフ
テンプスタッフ では、下記のいずれかに該当する場合の就業・新規登録を控えるよう案内されています。
- 直近1ヶ月以内の海外渡航歴
- 感染者との接触
- 症状(風邪症状や37.5度以上の発熱、倦怠感や呼吸困難)がある
- 同居のご家族等で同様の状況がある
またリクルートスタッフィングと同様に、「小学校等の臨時休業等に伴う保護者の特別有給休暇制度」を実施しています。
休業した場合、通常の有給休暇と同じ日当が全額支払われます。
アデコ

ご自身または近親者などに感染の疑いが発生した場合
中国湖北省から帰国された方で咳や発熱などの症状がある方、ご自身や近親者が新型コロナウイルスに感染、あるいは感染の疑いがある場合は、医療機関に事前に連絡のうえ診察を受けてください。
また現時点で症状が無い場合でも、渡航歴や感染された方との接触歴等から都道府県が必要と判断した場合には検査が行われることがありますので保健所にご相談ください。
感染が認められた場合や感染の疑いがある場合は、医療機関の指示に従ってください。
上記の状況について、速やかにキャリアコーチまたは営業担当者にご連絡ください。
派遣先から在宅勤務/自宅待機の指示があった場合
営業担当に連絡のうえ、派遣先の指示に従います。
自宅待機中の給与についてはどうなる?
自宅待機の際の給与の支払いに関しては、派遣先と確認を行い、改めて連絡があります。
イベントについて
イベント・セミナー等についてはオンライン会議システムへ切り替えての実施、あるいは開催延期となります。
マンパワーグループ
- 海外への渡航予定のある方は、当面渡航を延期していただく事をお願いいたします。
- 以下に該当する方は、マンパワーグループの支店担当者までご連絡ください。
・1月以降に中国本土・香港への渡航履歴がある方、またはその方たちと接触をした可能性のある方
・感染症状※のある方、または感染した方と接触をした可能性のある方 - ②に該当する方は、マスクを着用するなどし、各都道府県の「帰国者・接触者センター」に連絡の上、センターの判断により専門外来を受診してください。
※風邪症状や37.5度以上の発熱が4日以上続く場合のほか、強い倦怠感や呼吸困難の症状
スタッフサービス

I. スタッフサービスへの報告
以下に該当する場合は、営業担当にご連絡ください。
1. 国または保健所(医療機関は含みません)から指示があった場合
① 感染した場合
② 国または保健所から濃厚接触者として指定された場合
③ 国または保健所から要検査の指示があった場合
2. 派遣先から指示があった場合
① 派遣先がリモートワークを推進する場合
② 派遣先が時差出勤を推進する場合
③ 派遣先に感染者、濃厚接触者等が発生した場合
④ 派遣先から自主休業や、自宅待機の指示があった場合
⑤ 派遣先から渡航が制限されている国や地域への出張指示があった場合
外務省:海外安全ホームページ https://www.anzen.mofa.go.jp/
3. ご自身の状況により欠勤する場合
① ご自身が 37.5℃以上の発熱や、咳等の自覚症状(感染の疑いがある)がある場合
② ご自身がお子様の臨時休校等により出勤が困難な場合
③ ご自身がお子様の体調不良(感染の疑いがある)により出勤が困難な場合
II.スタッフサービスの感染拡大防止への取り組み
1. 出社(派遣就業)の可否について
① 国または保健所から指示があった場合
その指示に従い、欠勤を要する場合は速やかに派遣就業を停止してください。
なお、欠勤にあたっては健康保険による傷病手当のご案内または、休業手当を支給します。
② 派遣先から指示があった場合
派遣先と協議のうえ、派遣先が推進する施策を実現できるよう調整を図りますので、ご協力ください。
なお、休業が生じる場合は、休業手当を支給します。
③ ご自身の状況により欠勤される場合
派遣先に連絡のうえ、速やかに休めるよう調整を図ります。
なお、欠勤にあたっては有給休暇の取得を奨励しています。
2. 業務上の渡航制限
外務省が感染症危険情報(危険度レベル2以上:不要不急の渡航禁止)を発信している国や地域への出張は原則禁止します。
- 中国全土(香港を含む)
- 韓国(慶尚北道全域)
- イタリア(ロンバルディア州,ヴェネト州,エミリア=ロマーニャ州)
- イラン全土
III. 予防のお願い
1. 一般的な衛生対策として、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様に、咳エチケットや手洗い、うがい、アルコール消毒を心掛けてください。
2. 次の症状がある方は「帰国者・接触者相談センター」にご相談ください。
- 風邪の症状や 37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
- 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
- 高齢者、基礎疾患等のある方、妊婦の方は、上記状態が2日程度続く場合
IV. 小学校等の臨時休業に伴う保護者の休暇取得支援
3月2日の厚生労働省の発表を受けて、小学校等が臨時休業した場合等に、その小学校等に通う子の保護者である方について、以下のとおり、特別有給休暇(賃金全額支給)を取得いただく制度を創設します。
対象者
- 新型コロナウイルス感染拡大防止策として、臨時休業した小学校等に通う子の世話を行うことが必要な方
- 風邪症状など新型コロナウイルスに感染したおそれのある、小学校等に通う子の世話を行うことが必要な方(※ 小学校等:小学校、義務教育学校(小学校課程のみ)、特別支援学校(高校まで)、放課後児童クラブ、幼稚園、保育所、認定こども園等)
支給額、適用日
- 支給額:賃金全額
- 適用日:令和2年2月27日から同年3月31日の間
受給方法
後日、指定の方法により個別申請となります。申請方法、条件等につきましては、別途案内がある予定です。
留意事項
- 申請を予定されている方は、該当日の勤怠報告を「欠勤」として提出ください。
- 厚生労働省の通達時期等の事情により、本制度の支給時期が通常の給与支給日より遅れることがありますことを予めご了承ください。
パソナ

体調悪化による受診について
体調不良の場合は、無理をせず休むことを推奨しています。
また以下に該当する場合は、「帰国者・接触者相談センター」に相談するとともに営業担当者まで連絡しましょう。
風邪の症状や 37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。(解熱剤を飲み続けなければならないときを含みます)
強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※ 高齢者や基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
また、政府の基本方針を受け、風邪の症状がある場合は無闇に医療機関を受診するのではなく、まず自宅で安静し1~2 日療養いただきますようお願いいたします。ご同居されているご家族に体調不良・発熱等の症状がみられる場合、感染リスクを鑑み、家族の症状が上記の目安のように 4 日以上続いた場合は、家族だけでなくご自身も「帰国者・接触者相談センター」に相談し、その指示に従ってください。
またパソナではメディカルコンシェルジュデスクを設置しており、看護師有資格者を含めたアドバイスが得られます。不安な点はぜひ相談してみましょう。
海外への渡航について
プライベートでの中国、韓国への渡航は自粛としています。
また上記以外であっても、渡航される場合には営業担当者まで事前に連絡が必要です。
帰国後の勤務等について、ご就業先と相談させていただきます。
*【中国】湖北省全域及び浙江省温習市
【韓国】大邱(テグ)広域市及び慶尚北道慶山(キョンサン)市,
安東(アンドン)市,永川(ヨンチョン)市,漆谷(チルゴク)郡,
義城(ウィソン)郡,星州(ソンジュ)郡,清道(チョンド)郡、
及び軍威(グンウィ)郡
オフピーク通勤や在宅勤務の対応について
就業先の環境、担当されている業務内容により対応の可否が異なるため個別に相談となります。(就業先独自で対応基準を設けられる場合もあり)
オフピーク通勤や在宅勤務に関する相談、または就業先にて相談を受けられた場合は、営業担当者までご連絡ください。
派遣社員もコロナ対策制度を活用しよう
コロナの感染を広げないためにも、派遣先が時差出勤やリモートワークに対応している場合は積極的に活用しましょう。
また子供の学校休業により出勤できない場合、政府から補助金が出ることが発表されています。
休業せざるを得なくなってしまった場合でも、傷病手当や休業手当が支給される予定です。
毎日感染者が増えていて不安な状況ですが、利用できる制度はしっかり使って対策していきましょう。
また最近話題のベーシックインカムについても要チェックです。
働かなくてもよくなる世の中がもうすぐそこかもしれません。




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