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パートタイム・有期雇用労働法が2020年4月に施行
2020年4月より、非正規社員の待遇格差をなくすための規定が整備されます。
厚生労働省HPでは、企業向けのガイドラインも公開されています。
この記事では、具体的にどのような点が改善されるのか詳しく解説
交通費やボーナスの金額など、ぜひチェックしてみて下さい。
パートタイム・有期雇用労働法とは?
パートタイム・有期雇用労働法は、正社員と非正規社員との待遇差
具体的には、基本給、役職手当、通勤手当、賞与、家族手当、住宅手当、時間外手当などの条件を同じにすることなどが定められています。
同じような業務をしているのに給与に差があるのは、働く側として
この法律で状況が改善されると良いですね。
派遣会社での具体的な変更点
交通費の支給
2019年11月下旬、派遣会社の担当との面談で、「2020年4月から交通費が支給されます」との説明をいただきました。
支給額は基本的に交通費全額で、上限は1か月3万円となって
マイページから通勤区間を登録することで、毎月の給与に1か月分の交通費が上乗せされて支払われるようです。
交通費については下の記事にまとめました。

ボーナス・退職金の支給
ボーナスについては、リクルートスタッフィングの労使協定で公開されている内容をまとめています。
大手派遣会社6社 (リクルートスタッフィング、テンプスタッフ、アデコ、スタッフサービス、マンパワーグループ、パソナ) でも、おおよそ同じような内容となっています。
正社員のように一括で支払われるのではなく、時給に含まれる方式です。
金額はその業務に就いている期間によって異なります。
同一労働同一賃金は「働き方が同じ労働者の待遇を同一にする」という性質のものです。
そのため派遣元会社に勤めた年数ではなく、派遣先での年数となることに注意しましょう。
一般事務の場合、以下のような金額となります。
勤続年数 | 賞与金額 |
0年 | 21円 |
0.5年 | 22円 |
1年 | 24円 |
2年 | 26円 |
これらの金額が時給に含まれます。
それでは年間の支給額はどうなるのでしょうか?1日7時間、245日働いた場合で計算してみました。
さらに退職金も毎日の時給に含まれます。詳しくは下記記事にまとめました。


半休制度の導入
2019年1月時点では、テンプスタッフ とアデコ
で半休制度の導入が発表されています。
午前・午後のみ半日有給が使えるため、ちょっとした用事に便利です。詳しくは下記にまとめました。
本当に待遇改善される?時給は下がる?
交通費、ボーナスの支給など、働く側にとっては嬉しいことばかりのようですが、時給は下がらないのでしょうか?
派遣会社からの説明では、現段階から時給が下がるという説明はありません。
しかし派遣会社によって、ボーナスが上乗せされる場合と時給に含まれる場合があります。
時給に含まれる場合、実質の手取りは以前と変わらないという点には注意しましょう。
詳しくは下記記事にまとめました。

派遣法改正は大企業では2020年4月施行ですが、中小企業も2021年4月から同様に施行される予定です。
法改正後も、実際にどのように変わったのかまとめていきたいと思います。
大手派遣6社の対応比較まとめ
下記記事では、同一労働同一賃金に対する大手6社の対応をまとめました。

また大手6社を総合的な観点から比較したまとめはこちらです。

各社を詳しく見て検討したい場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

福利厚生については下記記事にまとめています。

派遣会社選びの参考にしてみてください!







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