不妊治療は、身体的にも精神的にも負担が大きいものです。
またクリニックによって治療方針や医師の質も異なり、病院との相性が大切という面もあります。
しかし数か月単位の長期間で行うため、病院に違和感を覚えてもそのまま通い続ける人が多いのも特徴です。
ここでは不妊治療を経て妊娠できた筆者が、転院した際の経験談をまとめました。
Contents
不妊治療クリニックを転院したきっかけ
- 待ち時間が長い
- 医師の説明が不十分
- 口コミ評価がよくなかった
待ち時間が長い
私が最初にかかった不妊治療クリニックは、総合病院から不妊科だけ分科した病院でした。
おおもとの総合病院には産科や外科もあったため、長い付き合いになるなら安心と思って選びました。
ただ通い始めてしばらくすると、待ち時間が異様に長いことが気になりだしました。
そもそも不妊治療クリニックは、どこも待ち時間が長いことが多いです。
そのため完全予約制になっている病院も結構あり、混雑を解消する工夫がなされています。
私の通っていた病院も予約制だったのですが、9時の予約なのに実際の診察は10時半など、予約の意味がないほど待たされていました。
仕事をしながら治療していたため、遅刻して出社時刻が読めないのがストレスになっていました。
医師の説明が不十分
始めて病院に行ったとき、まず内診で子宮の状態をみてもらいました。
すると「チョコレートのう胞と軽い内膜症がある」とのこと。
悪い結果が出るとは露ほども思っていなかったため、正直ショックでした。
しかしそれがどんな病気でどのように治療するのか、妊娠への影響はどんなものかといった説明は全くなく、すぐ次の検査の説明に。
患者さんが多くて時間を掛けていられないのは理解できるのですが、もう少し丁寧に対応してほしかったです。
さらにこちらの病院は複数の医師が日替わりで担当する方式のため、次の診察時に引継ぎが不十分だったことも不信感に繋がりました。
口コミ評価がよくなかった
本当は最初に病院にかかる前に調べておくべきだったのですが、不信感を持ってから改めて口コミを調べてみると、低評価が目立ちました。
- スケジュール管理ミスが目立つ。
- 担当する医師によって言うことが違う。
- 医師がイライラしていてひどいことを言われた。
もちろん高評価の意見もありますが、それは偶然妊娠できた人のものばかりでした。
結局最初の病院に通ったのは3か月半でした。
検査をしつつタイミング法でも進めていたのですが、残念ながら結果は出ずでした。
だいたい一通りの検査が終わるのもそれくらいなので、3か月が転院の目安かもしれませんね。
不妊治療クリニック転院先の選び方コツ
- googleの口コミを参考にする
- メンタルケアを大切にしている病院
- 時間外料金を要チェック
googleの口コミを参考にする
諸々の事情から転院を決意した私は、新しい不妊治療クリニックを探すことにしました。
前回の教訓を生かし、まず口コミを調べました。
このとき活用したのはgoogleのクチコミです。
googleマップからアクセスでき、誰でも無料で見られます。
googleのクチコミがおすすめなのは、以下の理由からです。
googleアカウントと連動しており書き込みした人の履歴を辿れるため、有効な口コミかどうかの判断が付きやすい。
例えばほかの口コミサイトの場合、お金で高評価を買っている場合も考えられます。
しかしgoogleのクチコミはgoogleアカウントと連動しており、その人が書いたほかのクチコミも見られます。
明らかに偽名で高評価の書き込みだけしているアカウントは怪しいですが、病院の他にもラーメン店や観光スポットのクチコミもあれば本物と判断できますね。
筆者はこの方法で、自分に合った不妊治療クリニックを見つけました。
メンタルケアを大切にしている病院
実際に不妊治療をしてみて、想像以上にメンタルをやられるものだとつくづく思いました。
自然に妊娠できない劣等感や金銭的な不安のほか、私の場合は自分が生きている意味って…?とまで考えてしまうこともあり、メンタルケアはとても重要だと考えます。
そのため不妊治療クリニック選びでは、心理面に寄り添ってくれる病院を選ぶのがおすすめです。
複数医師が担当するより、一人の医師がずっと診てくれる方が安心感があります。
またgoogleのクチコミを見るときも、治療中の患者が高評価を付けているクリニックがおすすめです。
妊娠できれば高評価になるのは当たり前ですが、通院中の人も高評価を付けるということはしっかりケアができている証拠です。
時間外料金を要チェック
仕事をしながら不妊治療する方は、時間外料金についてチェックするのをおすすめします。
仕事終わりの遅い時間帯でも開いている病院が増えているため便利なのですが、特別料金を取られる場合があるのです。
筆者は通い始めるまで気づかなかったのですが、遅い時間帯に通うことが多い場合は注意が必要です。
転院して1周期で妊娠
転院先の先生は以前の病院の不満もしっかり受け止めてくれて、気持ちに寄り添ってくれる感じが好印象でした。
その安心感が良い影響を与えたのか、なんと1周期目で妊娠することができました。
ちなみに前の病院で人工授精まで済ませていたので、検査等は飛ばしていきなり人工授精を行いました。
妊娠にはストレスも大きく関係しているので、病院に不信感があれば転院するのもおすすめです。
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